大正14年に発刊され、累計発行部数1000万部を超えた戦前の大ベストセラーです。
表紙が赤色だったことから、通称「赤本」と呼ばれていました。
正式な書名は「家庭に於ける実際的看護の秘訣」著者は築田多吉(つくだ たきち)という元、海軍の衛生大尉です。
多吉さんは全国を訪ね歩いて、漢方、薬草類、民間療法を調査・研究し「赤本」を発刊しました。
多吉さんが考案・開発した「梅肉エキス」「卵油」「青汁」は現在ではポピュラーな健康食品です
また、「指圧」「灸」「カイロプラクティック」「断食療法」なども紹介しています。
現在の世の中にも通用する健康情報が満載のユニークな医学書です。